横浜の元日本代表MF中村俊輔主将(36)が、鹿島の若き日本代表MF柴崎岳(22)の力を認めた。19日、横浜市内で今日20日の対戦(カシマ)に向け調整。9日ベネズエラ戦で代表デビュー&初ゴールを決めた新星の攻撃力をまず警戒した。「あの子はボランチじゃないよね。トップ下か3ボランチの右とかで生きる。代表でもそうだったし」とスラスラ話した。柴崎は定位置ダブルボランチの一角に入る見込みだが、素早い切り替えからの攻撃力が要注意だと分析していた。

 もっとも、まだ脅威と感じるまでの位置付けではないようだ。「頑張ってほしいね」とエールを送り「海外でやるには、まだ(フィジカル面の)弱さもある」とも指摘した。国際Aマッチ通算98試合に出場し、長く日本代表を背負ったかつての10番。同1試合の新星にピッチで簡単に主役の座を譲るはずはない。直接対決で貫禄を示す。