左膝の負傷で長期離脱中の清水DFカルフィン・ヨンアピン(28)が14日、本格的なリハビリを開始した。治療のために一時帰国していたオランダから11日に再来日すると、この日は室内で約2時間ほど超音波治療などに励んだ。

 ヨンアピンは、7月の川崎F戦で左膝内側側副靱帯(じんたい)を損傷。その後、けがは完治したものの、痛みが取れずに帰国を決断した。約3週間の滞在期間中では、内視鏡手術を受けるなど回復にめどが立ったようで「左膝がスムーズに動く。後はリハビリに専念するだけ。(復帰への)モチベーションは高い」と明るい表情を浮かべた。

 チームは現在、J2降格圏の16位と残留争いの渦中にある。11日の天皇杯では名古屋にPKで競り勝ち、準決勝進出を決めた。ヨンアピンは「シーズン終盤には間に合うようにしたい」と、今季中の復帰に意欲を見せた。【前田和哉】