<J1:G大阪2-1東京>◇第30節◇26日◇万博

 G大阪に敵地で敗れた東京は、優勝が完全に消滅した。前半終了間際の自陣ゴール前で、日本代表GK権田修一(25)が負傷した。ハイボールをキャッチするも、2人に寄りかかられ、着地の前に相手の手が顔に引っかかり、勢いよく顔面をピッチに強打。起き上がれずにタンカで退場した。後半に2失点で手痛い黒星を喫し、マッシモ・フィッカデンティ監督(46)は「危ないプレーでけがをしてしまった。けがが大きな影響を与えた」と、権田の退場を敗因の1つに挙げた。

 権田はそのまま病院へ直行した。フィッカデンティ監督によると首を痛めた模様で全治は不明。黒星とともに、守護神離脱となればなお痛い。ACL出場圏内の3位以上も遠のき、7位に落ちた。今季12発で新人最多得点記録に王手をかけたFW武藤も不発。前半43分には華麗なジャンピングボレーを見せたが「あそこで決めきれなかった」と悔やんだ。