仙台が、横浜GK六反勇治(27)を獲得することが30日、決定的となった。近日中にも正式発表されるとみられる。仙台は今季リーグワースト4位の50失点で、35歳のGK桜井が契約満了で退団。来季2年目のダニエル、J3秋田への期限付き移籍から復帰する石川慧は経験が少なく、今季リーグ33試合に出場した関と正守護神を争える実力を持つ六反に白羽の矢を立てていた。

 六反は06年に熊本国府高から福岡に入団。11年にはJ1で17試合に出場した。翌12年からは横浜へ移籍。3年間でリーグ2試合の出場にとどまったが、ユース出身の榎本、飯倉と厳しいポジション争いを繰り広げた。出番は少なくても、全体練習後も元日本代表MF中村とFK練習を行うなど真面目な性格で、人望も厚い。188センチの長身を生かした安定感あるセービングは、J1でもレギュラー級だ。