甲府が「最少」×「最少」の鉄壁守備で、夢のタイトル奪取をひそかに狙う。17日に甲府市で新体制発表。昨季横浜を率いていた樋口靖洋新監督(53)は「前任の城福監督のサッカーを継承する。去年対戦した際、事前に分析しても、守備のスキがなかった。まずはそのチームの良さを生かしたい」と所信表明した。

 チームは昨季、被シュート数249でJ1最少。終盤7試合を2失点、無敗で乗り切り、初の2年連続1部残留を果たした。一方樋口監督も、横浜でJ1最少の29失点。佐久間悟GMは「その2つを合わせれば最強。まずは勝ち点41を目標にするが、海野会長からは夢を持って戦えとの言葉もあった。2ステージ制なので、どこのクラブにもチャンスはある」と話した。