J2岐阜の恩田聖敬社長(36)が30日、岐阜市内で記者会見し、筋肉を動かす神経が侵され全身が動かなくなる難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症していることを公表した。業務は引き続き行う意向。岐阜県出身の恩田社長は「私の夢は、FC岐阜が県民にとって、なくてはならない存在になること。引き続き岐阜県を元気にしていけるよう努めたい」と語った。

 昨年4月の社長就任前に体調に変化を感じ、夏前に診断結果を伝えられた。既に走ることはできず、両手の握力も5キロ以下という。会見に同席した元日本代表選手のラモス瑠偉監督(57)は「社長に負けない強い気持ちで戦って多くの勝利を贈りたい」と話した。