サッカーのワールドカップ(W杯)で活躍した本田圭佑(36)が17日、テレビ朝日の報道ステーションで、前夜のW杯前最後の日本の親善試合、カナダ戦に言及した。

本田は16日の試合を会場、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイのスタジアムで観戦。日本は1-2で逆転負けした。

スポーツコーナー内で、「本田圭佑解説」としてVTRで登場。「結果は、僕はあまり気にしていなかったんです。ただ、思ったよりも、内容に関して、いいところが出せなかった。チャンスは作れなかったですし、後ろからのビルドアップでチャンスを作った部分が少なかった」と感想を口にした。

1次リーグの初戦で戦う強豪ドイツ対策にも言及。「カウンターを徹底的に狙うってことが大事だと思っているんですけど、メンタル面でそれを受け入れるってのが大事。割り切って徹底した方が、勝つ可能性は少しでも上がる」とした。

そしてキーマンを聞かれ、「『あえて』ってのは1人なんですか? 3人あげさせてもらうとタケ、鎌田さん、三笘さん。堂安さん、守田さん」と5人あげた。「あとはオッサン連中にも頑張ってもらって」と、ともに戦った仲間たちにも期待を寄せた。

本田は日本で全64試合を無料生中継するインターネットテレビ局ABEMAのW杯中継のゼネラルマネジャー(GM)として、日本の1次リーグの試合など5試合を現地から解説する。予習や情報収集のため、かつて象徴としてピッチに君臨した日本代表が戦うスタジアムに足を運んでいた。スタンドでは、スーツにサングラス。膝の手術明けで、松葉づえをついていた。