イングランドとクロアチアの準決勝は11日(日本時間12日午前3時)に行われる。ワールドカップ(W杯)についての験担ぎがいろいろある中、初優勝を狙うクロアチアには「20年周期の法則」が懸かっている。果たして結論は? なお決勝は15日(同16日午前0時)、3位決定戦は14日に行われる。

 クロアチアはモドリッチら30代の主力もいる上、2戦連続PK戦で体力の回復が懸念される。また右サイドバックのブルサリコがロシア戦で負傷し、出場は微妙だ。ダリッチ監督は「W杯ではすべての試合が五分五分」と話す。同時にクラマリッチは「決勝トーナメント1回戦は重圧があったが、今は楽しめている。今後何年も語り継がれる大会にしたい」と、同国初の決勝進出を目指す。

 ◆20年周期で初優勝チーム W杯では1930年の第1回大会から5大会ごとに初優勝チームが生まれている。30年にウルグアイが初代王座に就き、58年の第6回大会は「王国」ブラジルが初めて頂点に立った。そこからは20年周期。78年の第11回大会は開催国アルゼンチンが初優勝し、98年の第16回大会はフランスが地元で初制覇した。