いつの時代も意識の低いスポーツ選手はいるものだ。

 今回英メディアから、その自覚のなさを暴露されてしまったのがアーセナルのナイジェリア代表FWアレックス・イウォビ(21)。

 アーセナルは7日のFA杯3回戦で2部ノッティンガム・フォレストに2-4と惨敗したが、英サン紙(電子版)によるとイウォビは前日6日の午前3時半までパーティーに興じていたという。

 サン紙はその様子を映したビデオを入手し、サイトにアップ。パーティー会場となったロンドン中心部のマンションの住人にも話を聞いた。

 住人によるとパーティーは午前3時半ごろまで続き、部屋からはビル全体にまで響き渡るような騒音が漏れていたという。

 また付近にはマリファナの強いにおいが漂い、吸うと陶酔作用があり問題視されている笑気ガスの缶も捨てられていたという。

 イウォビ自身がマリファナや笑気ガスを吸っていたかは定かではないが、住人の1人は怒り心頭。「ヤツらは住人全員から安らかな眠りを奪った。私は音がうるさいので文句を言いに行ったんだ」と話した。

 そんな生活態度の選手が試合で活躍できるはずもなく、前年度FA杯覇者アーセナルは、今年の初戦となった3回戦であえなく散ることになってしまった。

 フル出場したイウォビもミラー紙(電子版)の採点で低評価の4をつけられ「恐ろしく調子を崩している選手が、またしても低調な出来。普段より低い位置でのプレーだったが、試合に関与することはできず」と記されてしまった。

 サッカー選手も人間なので聖人君子になれとは言わないが、こんな生活を送っていれば結果が出ないのは当たり前。せっかくの才能がもったいなさすぎる。【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)