元イングランド代表MFで、現在は米MLS新クラブ「インテル・マイアミ」の共同オーナーも務めるデービッド・ベッカム氏(43)が批判にさらされた。

発端はベッカム氏が自身のインスタグラムにアップした1枚の写真。「クリスマスがやってきた。スケートに行こう」というコメントとともに、7歳の長女ハーパーちゃんとスケートリンクで唇をチュッと合わせてキスをするほほ笑ましい写真だ。

だがこの写真に「アンチ・ベッカム」な人々がかみついた。「なんでキスしてんの?」「これは正しくない」「おでこやほっぺたならともかく、親が子供の唇にキスをするのは不適切だ」「父親が娘の唇にキスするのは完全に間違ってる」などのコメントがインターネット上で踊った。

これのどこが問題なのかさっぱり分からないが、米プロフットボールNFLペイトリオッツのQBトム・ブレイディ(41)がちゃんとベッカム氏を擁護してくれていた。同氏のインスタをフォローしているブレイディは「父と娘。とてもすてきだね」とコメントを寄せた。

ブレイディ自身、10歳の息子ジャックくんの唇にチューをして物議を醸したことがあるから、ベッカム氏の気持ちが分かるのだろう。ベッカム氏も以前「僕は(ハーパーだけじゃなく)子供全員の唇にキスをするよ。さすがにブルックリンは18歳(当時)だからしないけど」と息子たちにもチューをしていると話している。

親であれば娘でも息子でもかわいい子供たちにキスしたくなるのは当たり前。唇とかおでことか場所は関係ないと思う。子供がよほど嫌がっていない限り、別に変なことではないと思うのだが。

【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)