世界一の観客動員数を誇るブンデスリーガが、またしても新記録を達成した。

 ブンデスリーガを運営するドイツ・フットボール・リーグ社(DFL)の発表によると、2016-17シーズンのブンデスリーガ1部と同2部では、過去最高となる計1904万9362人がスタジアムを訪れたという。

 1部だけでは計1270万7433人で、1試合あたりの平均観客数は4万693人。前年の4万2421人をわずかに下回ったが、ビルト紙は「(最大収容人数6万449人の)シュツットガルトと、(同4万9000人の)ハノーバーが2部へ降格し、(同2万4000人の)フライブルクと(同4万2959人の)ライプチヒが1部へ昇格した」ことが、減少の理由だとしている。

 それでもイングランドのプレミアリーグ(3万5805人)、スペインのプリメーラ・ディビシオン(2万8167人)、イタリアのセリエA(2万2007人)、フランスのリーグ・アン(2万1080人)など、欧州他国との比較では圧倒的な差をつけており、ブンデスリーガ2部単体で見ても、1試合平均は2万1560人。ヨーロッパ4位のセリアAと、ほぼ同じ数値を叩き出した。

 DFLのクリスティアン・ザイファートCEOも、胸を張る。

 「ブンデスリーガ1部と2部の人気は、まったく落ちていない。ドイツのプロサッカーは、スタジアムにやって来るファンにも、TVの前で試合を見ているファンにも、これからもっと堪能して頂けるだろう」

 TV放映権料の新契約でも過去最高の金額を記録したブンデスリーガ。サッカーが大衆娯楽として定着している彼らの好況は、まだまだ続いていきそうだ。