バルセロナの正GKマルク・アンドレ・テアシュテーゲンが、ドイツ代表守護神への思いを口にした。

同代表のヨアヒム・レーウ監督は昨年12月、第2ドイツテレビの番組「aktuelle sportstudio」で、「何か例外的なことでも起きない限り、マヌエル・ノイアーが(2020年の)欧州選手権まで、我々ドイツ代表の背番号1を務めることになるだろう」と発言していた。

ノイアーのバックアッパーとして第2GKの地位に置かれているテアシュテーゲンは、このたびドイツの専門誌「スポーツビルト」のインタビューに応じ、「レーウ監督が私を(正GKに)選んでくれるまで、私がドイツ代表の背番号1を務めるまで、諦めるつもりはない。私ができることは、ドイツ代表守護神の座を争う戦いに風穴を開けるため、自分のパフォーマンスをトップレベルに鍛えていくことだけだ」とコメント。ノイアーへの挑戦を表明した。

しかし普段のテアシュテーゲンは控えめで、あまり多くを語ろうとはしない。スポーツビルト誌の「ドイツ代表で控えなのに、なぜそんなに冷静でいられるのか?」との問いかけに対して、同選手はこう答えている。

「相手へのリスペクトがあるからね。『口を開くことで注目を集める』みたいなことはしたくないんだ。私はただ、ドイツのベストGKになりたいだけだし、ドイツ代表のゴールマウスを守りたいだけなんだ。今の状況を変えてみせる。そのために私はすべてを出し切る覚悟だ」