2018-19シーズンを勝ち点19の最下位で終え、ハノーバーやシュツットガルトとともにブンデスリーガ2部へ降格することが決まったニュルンベルク。1シーズンでの1部復帰を目指して来季を戦う同クラブだが、大衆紙「ビルト」によると、現時点での彼らは昇格候補の筆頭ではないという。

同紙が挙げたその理由は「予算規模」。ブンデスリーガ各クラブに割り当てられるTV放映権料は、過去5年間の成績が反映される仕組みとなっており、1部在籍の長いほうがポイントを多く稼ぐことができる。したがって直近5シーズンのうち4シーズンを2部で過ごしたニュルンベルクは、シュツットガルトやハノーバー、ハンブルガーSVよりも分配金が少なくなってしまう。

そもそも今季のニュルンベルクは1部在籍だったにも関わらず、年間予算は2600万ユーロ(約31億7200万円)で、2部所属ハンブルガーSV(2850万ユーロ=約34億7700万円)を下回っていた。また、同じ降格組のシュツットガルトは約6000万ユーロ(約73億2000万円)、ハノーバーも約5000万ユーロ(約61億円)と、資金力には大きな隔たりがある。もちろんお金が結果を決めるたった一つの要因ではないが、「あるに越したことはない」のは言うまでもない。

果たして、史上最多8回の1部昇格を経験してきたニュルンベルクは来年の今頃、どのようなシーズンオフを過ごしているのだろうか。