近年のブンデスリーガではテロ防止のため、スタジアム入場時のボディーチェックおよび荷物のチェックが入念に行われている。そんな中、ドイツ最大のクラブであるバイエルン・ミュンヘンが、観客や各ゲートに待機するセキュリティー担当者の負担を軽減すべく、新たな設備を導入する予定だ。

大衆紙「ビルト」が報じた内容によると、Bミュンヘンは2020年初頭を目標に、米国企業リバティー・ディフェンス(Liberty Defense)社が開発したヘクスウェーブ(Hexwave https://www.youtube.com/watch?v=mOI32PdPew4)という機器を、本拠アリアンツ・アレーナに設置。3Dでの全身スキャナーが可能となり、銃器や爆竹といった危険物の持ち込みを事前に発見できる同設備を、テスト運用していくことが決まったという。

リバティー・ディフェンス社の代表者ビル・ライカー氏は「Bミュンヘンとの共同作業が始まるのが楽しみだ。このプロジェクトは、我が社の発展にとって非常に重要な基盤となりうる。Bミュンヘンは、このモダンなテクノロジーをヨーロッパで最初に使用するクラブの一つになるだろう」と話している。

ただしビルト紙によると、まだあくまでテスト段階であるため、ヘクスウェーブの設置は多数ある入場ゲートのうち、2~3箇所を予定。またリバティー・ディフェンス社の意向により、具体的な費用は明らかにされないという。