長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトと5年契約を結び、古巣への復帰が正式に決まったドイツ代表GKケビン・トラップが、筋トレの秘訣を語っている。

昨シーズンもパリ・サンジェルマンからの期限付き移籍でフランクフルトの守護神を務めていたトラップは、ドイツのフィットネス誌「メンズ・ヘルス」最新号の表紙を飾り、同誌のインタビューに応じた。その中で同選手は、6つに割れた美しい腹筋、いわゆるシックス・パックの鍛え方について聞かれると、意外にもこう答えたという。

「実は、シットアップ(上体起こし)はほとんどやらないんだ。そのかわりに、様々な種類のスクワットをプログラムに組み込んでいる。個人的には、スクワットこそが全身を鍛えるうえで最も効果的なメニューだと思っているからね。(スクワットをこなす時に)腹筋もかなり求められるんだ」

また敏しょう性を失わないためにも「トレーニングルームで大きな重りを持ち上げるようなことはしない」とし、「巨大な筋肉を身にまとってしまえば、逆効果になる。軽めの負荷をかけた状態で、ダイナミックさとスピードを失わず、多くの回数をこなせるようなトレーニングが、自分には合っている」と持論を語った。

そして体を作り上げる栄養素にももちろん気を使っているようで、「バランス良く、変化に富んだ食事メニューを心がけ、多くの野菜、良い糖質、健康的な脂質を取るようにしている。南米でよく食卓に上るキャッサバも好んで食べ、たんぱく質は鳥肉や牛肉、ナッツ類から取る。ごくまれに、ピザやチョコクリームみたいな“不正な食事”も食べるけどね」とコメントしている。