世に出回っているありとあらゆるサービスや商品の調査結果を網羅したドイツ最大のウェブサイト「Testbericht.de」が、同国で最も評価の高いスタジアムを発表した。

「Testbericht.de」では、約750もの消費者団体や財団で行われた商品テストの結果が収集され、一般向けに公表されている。対象となるサービス・製品は45万以上。そんな同サイトでこのたび、Google内の24万492件のレビューを元に、ブンデスリーガ1部から3部まで計55のスタジアムが点数化された。その結果、ドイツ最大の収容人数を誇るドルトムントのジグナル・イドゥナ・パークが、ランキングの1位に輝いた。

ジグナル・イドゥナ・パークが高い評価を受けた最大の理由は、“黄色い壁”と呼ばれる南側ゴール裏の「鳥肌の立つ雰囲気」。他ではスタジアム内見学ツアー、トイレの清潔さ、従業員の親切さ、公共交通機関でのアクセスの良さなども軒並み高得点だったという。また、2位には今季2部から1部へ初昇格を果たしたウニオン・ベルリンのシュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライ、3位にはBミュンヘンのアリアンツ・アレーナが入った。

なお、ドルトムントから北へ約55kmの町ミュンスターを拠点とする3部プロイセン・ミュンスターのホームスタジアム、プロイセン・シュタディオンは、同ランキングで下から3番目の53位。トイレが仮設であること、列の長さ、アウェー側スタンドに屋根がないこと、建物の老朽化などの他に、「売店のビールが高すぎる」ことがポイントを落とした理由だという。