1年半前はまだ、4部に相当するレギオナルリーガでプレーし、今季ウニオン・ベルリンでブンデスリーガ1部デビューを果たしたマリウス・ビュルターが、不運に見舞われた。

大衆紙「ビルト」など、複数ドイツメディアが報じた内容によると、事件が起きたのは18日朝8時ごろ。普段、自転車もしくはeスクーターで練習場に向かうビュルターだが、なんと4週間前に買ったばかりの自転車が盗まれていたという。

「ベルリンでは自転車の盗難が多いと聞いていたから、かなり頑丈な南京錠をかけて家の前に止めておいたんだけれど、自転車も鍵もなくなっていた。もしかしたらと思って、念のため地下室も見に行ったが、もちろんそこにはなかった。決して高かったわけではないが、安い自転車というわけでもなかったし、本当に腹立たしい。また新しいのを買わなければ…」(ビュルター)

ビュルターによれば、自宅から練習場までは約1.5キロ。自転車やeスクーターであれば、5分から10分ほどの通勤時間である。しかし10時に始まるトレーニング(集合は8時45分)に間に合うため「すぐに車に乗り込んだよ。(自宅や練習場、スタジアムのある)ケーペニック地区はとにかく渋滞が激しいからね。車だと、だいたい20分はかかるんだ」と、朝から大変なドタバタ劇だったようだ。

なお、地元紙「BZ」によると、2018年にベルリン市内で起こった自転車盗難は、被害届が出されたものだけで2万7529件に上るという。