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ミラン完全V装、史上最速!7日前来日

 クラブW杯で17年ぶりの世界一を狙うACミランが6日、「完全武装」の勝負モードで来日した。初戦は13日で、7日前の来日は欧州代表史上最速。到着からわずか3時間後には、時差ぼけ対策として横浜市内のグラウンドで練習を行った。前日5日にはトレーニングコーチ、コックら7人のスタッフが異例の先乗り。対戦の可能性がある浦和分析も済ませており、世界一取りに本気だ。大会は今日7日、セパハン対ワイタケレ戦で開幕する。

 異例のスピード来日だ。イタリアのチームらしく、黒のオフィシャルスーツ姿でさっそうと成田に降り立った。MFカカら選手は疲れた様子も見せず、ファン、報道陣らに笑顔交じりで手を振り続けた。セリエA日程を変更させ、初戦の7日前の日本入りは、世界一取りへの決意の表れだった。

 昨年のバルセロナ、一昨年のリバプールがともに3日前の到着だった。過密日程の疲れと時差ぼけに悩まされ、敗退。今回のミランは時差ぼけ対策として地元ミラノ大学の教授、コモ病院の医師まで帯同した。最初の数日間は12時までカーテンを閉め切った暗い部屋で過ごさせ、逆に夕方以降は日中同様に部屋を明るくするという。いきなり日本時間に合わせるのでなく、欧州時間に近い時間に合わせ、体を慣らしていく念の入れようだ。

 到着後は横浜市内に移動し、さっそく練習を行った。フィジカルメニュー中心に約1時間20分。カカは「いつも時差のあるところを旅しているから大丈夫。いっぱい食べれば寝られるよ」と笑顔だった。過去にミランはトヨタ杯で5度来日し、到着即日練習は2勝、逆に到着即休養なら3敗している。欧州勢として、即日練習したチームは通算5戦5勝と、データの上でも理にかなった時差ぼけ対策だった。

 また、食の部分でも万策を尽くした。イタリアから手打ちパスタ、エスプレッソコーヒーなどを空輸。滞在期間中は和食を口にすることなく、イタリア料理で対応する。しかも腕を振るうのはベルルスコーニ会長のお抱えシェフという。体調管理も行うなどフィジオテラピスト、メディカルら含めスタッフだけで総勢70人だ。

 浦和の分析や対策にも手をつけており、アンチェロッティ監督は「いい選手がいて技術的に優れている」と話している。「この大会は欧州勢にとって難しいものだった。W杯の決勝のような気持ちで準備することが重要だ」。同監督の言葉がすべてを物語っていた。【佐藤隆志】

[2007年12月7日14時35分 紙面から]

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