マインツFW武藤嘉紀は2度の決定機を外して不発に終わり、ドルトムントMF香川真司との直接対決に0-2で敗れた。

 1トップで先発した武藤は前半6分、左サイドのDFベングトソンのグラウンダーのクロスに走り込み、ニアで左足ヒールを合わせたが相手GKの好セーブに止められた。後半14分にもゴール前でMFマリからのラストパスを受け、相手DFをかわして相手GKの至近距離から右足で狙ったが、これもはじかれゴールを割れなかった。同22分には左サイドで粘り、苦しい態勢からマリへのラストパスをつなげたが、マリのシュートは相手GK正面で得点にはならず、後半38分に退いた。

 武藤は「1回目のチャンスは当てるのが難しかったが、決めないといけなかった。ちょっとマイナスになってしまって、うまく当てることができなかった。2回目はどこを狙えばいいかわからなかった。GKの位置も近かったし、かわすのか上にチップするのか。もう一度しっかり見直したい。(ドルトムントは)個人個人の強さだったり、テクニックというところで自分たちより上だと感じた」と話した。

 マインツは4勝5敗の勝ち点12で暫定9位。