スペイン・サッカー協会が4日、Rマドリードのスペイン国王杯失格処分を発表した。6000ユーロ(約81万円)の罰金も科した。

 Rマドリードは2日に行われた同杯4回戦の第1戦となるアウェーでのカディス戦で、出場停止のロシア代表MFデニス・チェリシェフを起用した。同選手は昨季、期限付き移籍したビリャレアルで、同杯準決勝で3度目の警告を受けたがチームは敗退。1試合の出場停止処分が未消化となっていた。

 この試合で同選手は先発して前半3分に先制ゴールを挙げ、前半で退いていた。

 前日までにカディスのビスカイーノ会長は「レアルとは交友関係にあるクラブだから心が痛む」と話し、申請を行うことを示唆。一方、Rマドリードのディレクターを務めるブトラゲーニョ氏は「規定では本人が個人的に通知されていない場合、ペナルティーは有効ではない。選手もその事実を通知されていない」と、失格は不当であると主張していた。