日本代表MF長谷部誠(31)の所属するフランクフルトが、ダルムシュタットに敗れた。長谷部は右サイドバックでフル出場したが、チームを勝利に導くことはできず。試合終盤にはファンが暴れ出すなど、残念な結果となった。

 フランクフルトは同じヘッセン州が本拠地のダルムシュタットとの「ヘッセンダービー」に敗れた。前半30分に先制を許すと、後半41分にはファンがゴール裏でダルムシュタットの旗を燃やし一時中断。敗戦が決まると不満を持った約30人のファンがピッチに駆け込もうとして警官隊に押さえ付けられた。選手にはかん口令が敷かれ、長谷部も無言で帰宅。独ビルト紙によると代表取締役のブルッフハーゲン氏は「非常に残念。不満は別の形でも吐き出すことができる。すべての面でがっかりだ」と怒りをにじませた。(鈴木智貴通信員)