ACミランの日本代表FW本田圭佑(29)のインタビュー記事に端を発する騒動? に、ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督(46)が5日のボローニャ戦(6日、ホーム)の前日会見で冷静に反応した。

 イタリアの一部メディアが5日に、日本の共同通信の英語インタビューを転載する形で、本田が再びクラブ批判をしたというトーンで伝えている。実際にそう取られても仕方ない発言もあるが、同国メディアの記事の一部には、本田のインタビュー記事中にはない発言まで、本田のものとして伝えられるなど微妙だ。

 ミハイロビッチ監督は、これらの発言について聞かれると「本田のコメントを読んでいないので、分からない。本田はここではあまり話さないが、日本に戻ると、時々話す。ただここで話しても、うまく伝わらなかったり、日本で話しても、うまく翻訳されなかったりもする。ケイスケを呼んで、直接彼と話してみないと、本当に何を言いたかったのかは、分からない。母国でのインタビューはデリケートなものが多い。私も選手時代に、そういうことがあった。実際には言っていないことを書かれたこともあった。だから、あなたたち(記者)が本田を呼んで、彼に直接説明してもらったほうがいいだろう。彼は、自分が何を言いたいか、何を言うべきかを、よく分かっている。ただ、彼は日本人ではない。ナポリ人だよ(笑い)」。

 指揮官は、得意の? シニシャ・ジョークを交えて、冷静に反応した。