26日に行われる国際サッカー連盟(FIFA)会長選挙に立候補しているヨルダンのアリ王子が、選挙の延期を求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えたと23日、複数の欧米メディアが報じた。

 AP通信によると22日にCASへ訴状を出した。投票の際に透明なブースを使用するように求めたが、FIFAが拒否したことが理由だとしている。

 ブースを透明にするのは、投票者が投票用紙の写真を撮影して誰に票を投じたかの証拠を残すことができないようにするため。FIFAは投票者に携帯電話などを持たずにブースに入るように求めるとしたが、アリ王子の弁護士はそれでは不十分としている。