エイバルMF乾貴士(28)は、王者レアル・マドリードとの一戦に後半41分から途中出場した。

 試合はFWロナルド、ベイル不在のRマドリードが、FWベンゼマの2ゴールなどで前半だけで3点のリードを奪い、エイバルを一蹴した。乾はロスタイムを含めて6分間という短い出場時間だったため、際立ったプレーはなかった。

 乾は「10分、15分あれば違うんですけどね。5分だとボールに触る回数も少ないしすごく難しい」と振り返った。得点差が開いたことで、試合のムードは完全に緩んでいた。それだけに「全体的に(あの時間帯は)気持ちが切れていた。相手もそうだし、こっちもそうだし。1点差なら全然違うけど、3点開いているとこれ以上失点しないとかになる。得失点も大事なので、そういうところでも難しかった」と残念そうだった。

 唯一の明るいニュースはエイバルに日本語サイトができたこと。乾は「ホームページができて日本にアピールしてくれるのはうれしいことだし、もっと知ってもらえるように頑張らないといけないかなと思います」と誓った。

 エイバルは勝ち点39で7位。一方のRマドリードは1試合消化が少ない状況で勝ち点59、勝ち点60のバルセロナに次ぐ暫定2位にいる。

(山本孔一通信員)