マンチェスター・ユナイテッドのFWウェイン・ルーニー(31)が初めてイングランド代表から落選した。17日付の英紙タイムズが報じた。

 イングランド代表のサウスゲート監督は16日、代表メンバーを発表し、ルーニーはクラブでの過去3試合を膝の怪我により、出場していなかったが、代表に選出されることは可能だったと明かさした。2003年、当時17歳でイングランド代表に初めて招集されて以来、招集可能でありながら落選したのは今回が初めてとなった。

 サウスゲート監督は、来年のロシアで開催されるW杯に向けて、定位置を取り戻すことに直面すると話した。「背番号10番は、卓越した役割がある。過去2戦(11月のスコットランド戦とスペイン戦)では、アリ(トットナム)とララーナ(リバプール)がその役割を果たしていた。両選手とも、所属先クラブで得点を挙げ、アシストも記録している。バークリーもエバートンで良いプレーを見せている。競争だよ。ウェインは、理解している。特別扱いをしてもらうという期待は、していないよ。もしクラブで毎週プレーしていないようであれば、招集されるためにそれなりの状況が必要だ」と説明。イングランドの精神的支柱で、実績十分であるルーニーでも、クラブで結果を残さなければ、代表に招集されないことを明確にした。