ACミラン本田圭佑(30)は、試合勘がない中でW杯アジア最終予選(23日・UAE戦、28日・タイ戦)に臨むことになった。

 ジェノア戦にベンチ入りした本田は、後半開始から40分までピッチ脇でアップしながら出番を待ったが声はかからず。試合後のミックスゾーンでは報道陣に「お疲れさまです」とだけ言葉を発し、通り過ぎた。

 これで今年の公式戦14試合で出場したのは1月25日のイタリア杯準々決勝ユベントス戦、後半ロスタイムからピッチに入った数分のみ。日本代表ハリルホジッチ監督からの信頼は厚いが、いったいどれくらいプレーできるのか未知数なまま、決戦の地・UAEに向かうことになった。

 なお、試合は前半33分にMFフェルナンデスが挙げたゴールを守り、ミランが勝った。これでミランは勝ち点53で暫定6位につけた。

(波平千種通信員)