レアル・マドリード(スペイン)はバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に延長戦の末に4-2で勝ち、2戦合計6-3で4強入り、FWロナルドが本大会通算100点目を挙げた。

 昨季王者Rマドリードのロナルドが、前人未到の大会本戦通算100得点に到達した。後半31分に頭で決めると、延長前半14分に左クロスを胸トラップから左足で2点目。同後半4分はDFマルセロのお膳立てから右足で押し込み、同大会6度目のハットトリックを達成した。ジダン監督は「ロナルドは重要なときに、常にやってくれる」と信頼を口にした。

 昨季まで4季連続得点王のエースも、今季は決勝トーナメント1回戦までの8試合で2点と苦しんだ。だが、優勝候補のドイツ王者から2試合で5得点。終わってみれば役者の違いを見せつけた。ロナルドは「3点取れたことはもちろんうれしいけど、チームの出来が素晴らしかった。僕たちは勝者にふさわしかった」と笑顔で語った。これでチームは7季連続の4強進出。史上初の2連覇に向けて大きな山を乗り越えた。