エイバルMF乾貴士(28)が、ビルバオ戦で1日のビジャレアル戦以来、4試合ぶりに先発出場を果たした。

 左サイドに位置し、前半は攻撃よりも守備に比重を置いたプレー。その中で前半35分、こぼれ球から絶好のシュートチャンスを迎えるが、主審のポジショニングによってつぶされ、ボールを持ち直してシュートしたが相手選手にブロックされた。同44分には左サイド角度のないところからシュート性のクロスを放った。

 後半10分、乾のバックパスがFWムニアインに奪われ、それを止めたDFエスカランテが退場処分となった。直後の同14分、守備を厚くするためMFリベラと交代を強いられた。そして試合はロスタイムの後半49分、MFガルシアに得点を決められ、0-1で敗れた。エイバルは勝ち点50で8位。欧州リーグ圏内の6位ビルバオとは、残り5試合で勝ち点差は6に広がった。

 試合後、乾の一問一答は次の通り。(山本孔一通信員)

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 -最後の最後に得点を奪われてしまった

 「みんな頑張ってくれたんですけどね。引き分けでも良かったという状況にしてしまったのは自分なので…。そういう展開にしてしまったのはほんとに悔しいですし、責任は感じているし、申し訳ない気持ちがすごくある」

 -どこに責任を感じている

 「(エスカランテ)退場したシーンのミスは自分なので、退場させてしまったのは自分の責任。ゴンサロ(エスカランテ)がどうとかではない。自分の責任だと思っている」

 -監督からは何か言われた

 「特には。終わってからは怒られたけど、それはわかっていたことだし当然だと思う。チームに迷惑をかけてしまったという申し訳ない気持ち」

 -そのシーン以外は激しさもあったし、良かった部分もあったと思うが

 「チームとしては悪くなかった。だからこそ勝ちたかったし、ああいう展開にしてしまったことが一番悔しい」