MF香川真司が所属するドルトムントがホームでホッフェンハイムに競り勝ち、欧州CL圏の3位に浮上した。

 香川は1-0の後半35分から出場。同ロスタイムにオバメヤンの右からのセンタリングにニアへスライディングで飛び込んだが、ボールには触れなかった。10分という短い出場時間で見せ場を作ることは難しかった。

 以下は香川との一問一答。

 -この勝利は大きいのでは?

 香川 とりあえず勝ったから良かったんじゃないですか。それが何より。内容はさておき。

 -後半25分を過ぎてからスペースがあるのになかなかそれをいかせない展開だった。何を考えて試合に入った?

 香川 ラストの20〜30分くらいくれたら、いけそうな感じだったけど、10分だったから。あとは(監督の)指示が、「ボランチのルディのところにマンマーク気味でしっかりついて」と言われていたので。あとは逃げ切る意味もありましたし、カウンターで1〜2発あればいいなと思っていましたけど。なかなかなかったですけどね。

 -試合終了直前、カストロのペナルティーエリア左からの折り返しがDFに当たらなければ、フリーでシュートを打てそうだった

 香川 ゴンソ(カストロ)も、試合後に「ごめんね」と言ってましたけど(笑)。彼も疲労していたので、そこはしょうがないです。

 -来季CL出場はかなり近づいた。あとはドイツ杯決勝に照準をあわせていく?

 香川 そうですね。コンディションを落とさずに、逆に順位もある程度は決まりつつあるので。モチベーションというよりは、今はとりあえずこのチームの戦い、サッカーをすることを、残りの2試合で楽しいモチベーションに変えて。内容はなかなかついてきていないから、この2試合でそういうところでポジティブなものを得られれば決勝にもつながると思う。そういうところの感覚を個人個人がつかめれればいいんじゃないかなと。プレッシャーはある意味あまりないので、そのぶんフィーリングであったり、そういうものを決勝まで良い形に持って行ければいいんじゃないですかね。

 -今日はリーグ戦最後の大一番という感じだった?

 香川 まだ決まったわけではないですけど、この勝ちは大きいです。この流れっていうのをさらにチームに…流れてくれたら良いと思ってるので、そういう意味では来週良い雰囲気の中でトレーニングをして。こういう戦いが自信となって次の試合に発揮できたらいいかなと思ってるんで。そういう意味では大きかったんじゃないですか。