マインツがFW武藤嘉紀(24)の勝ち越し弾でフランクフルトに逆転勝ちした。

 0-1で折り返した後半開始から投入され、5分に追加点を許したが、15分のFWコルドバのゴールが逆転の号砲となった。17分にDFベルのゴールで同点に追いつくと、31分、武藤がFWボージャンの右からのクロスを頭で合わせて勝ち越した。武藤は「絶対に自分が決めようと思っていた。(シュートは)しっかり当てることを意識した。いいところを持っていけた」と振り返った。

 2戦ぶりとなる今季5点目は、日本人のブンデスリーガの記念すべき200号となった。チームは残留争いの渦中にいるだけに、武藤は得点した瞬間、ユニホームを脱いでダッシュで仲間の元に駆け寄り喜びを爆発させた。「節目ゴール」について聞かれると「ああそうなんですか。おお、ラッキー! まったく知らなかった」と驚いた後、「自分のゴールも、まあ記念すべき200点ですけど、そういうのはあんまり気にしないで。とにかくとれるだけとんないといけないなとは思っています」と冷静に語った。

 チームは最終節で残留をかけ、FW大迫が所属するケルンと対戦する。