エイバルMF乾貴士(28)の奮闘も及ばず、ホームでヒホンに敗れた。
先発出場した乾のプレーは切れていた。前半4分、ヘディングでMFアドリアン・ゴンサレスのシュートをお膳立てすると、前半17分にはハーフライン付近から意表をつくロングシュートでゴールを狙った。得意のドリブル突破も前半11分、相手DFに尻餅をつかせ、同26分には後方からのボールを鮮やかにトラップしてクロスを送り、スタンドのファンを魅了した。後半も左サイドでからクロスを送り続けたが、同32分に交代した。
試合は前半32分にヒホンFWブルギに得点を許し、その1点を返せぬまま終了。エイバルは勝ち点54の8位で、21日(日本時間22日午前3時)の最終節・首位バルセロナ戦(カンプノウ)を迎えることになった。
試合後の乾の一問一答は次の通り。(山本孔一通信員)
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-最後、賑やかなセレモニーでしたが
「まあ、あんなやってくれたんで。いい感じのことをしてくれたんで勝ちたかったですけどね。もったいなかった」
-(前節の)アトレティコ戦同様にいい形で入ってはいたが
「最初の15分位はすごくいい形で入れていたので、そこで得点が奪えれば最高だったんですけど。そこで奪えず、逆に相手に我慢されて、失点してしまうのは形として良くなかった。それをしてしまうと上にはいけない。チームとしてそこを修正して成長していかないといけない」
-スポルティング(ヒホン)は残留をかけていた、その気持は感じたか
「もちろん、それはすごく感じたし必死なんだなと。ただ、自分たちもホーム最後の試合で良い試合をしたいというのはあった。それが現れた前半の入りだった。そこは良かったが、その中でゲームをコントロールしないといけなかった。今日はセカンドボールを拾うことができなかった。失点をする前くらいから(上手くコントロールできなかったし)、そこら辺を自分達でどうにかしていかないといけない」
-最初のチャンスが決まっていたら試合は変わっていた
「まあ、1点入っていたら全然違ったと思った。相手もより前がかりになるし、2点を取らないといけなくなる。違った形にはなっていたと思う。ただ、先制されたのが現実なので、(先制を許したのは)自分たちの弱さかなと」