優勝を決めたチェルシーはプレミアリーグから報酬として3800万ポンド(約57億7000万円)を受け取ることが決まった。最下位のチームでも190万ポンド(約2億8800万円)が支給される。16日付の英紙デーリーメール電子版が報じた。

 佳境を迎えたプレミアリーグ。優勝はチェルシーで確定したが、中位のクラブは大混戦となっている。勝ち点差5以内に8位から16位までの9チームがひしめき合っている。この中で残り2試合は日本代表DF吉田麻也(28)のサウサンプトンと、同FW岡崎慎司(31)のレスターのみ。残りは最終節を残すのみとなっている。1番変動があるのがレスター。8位から15位まで可能性がある。もし、8位でシーズンを終えた場合、2470万ポンド(約37億5000万年)入るが、15位だと1140万ポンド(約17億3000万円)と20億以上の差が出る。

 だが、これらの金額を大した額ではないと思えるほどの金額をプレミアリーグのクラブは支給される。放映権料だ。各クラブには最低6460万ポンド(約98億1000万円)が払われる。内訳はテレビゲーム料が880万ポンド(約13億4000万円)、国内テレビ放送料2190万ポンド(約33億2000万円)、海外テレビ放送料2940万ポンド(約44億6000万円)、CM料450万ポンド(約6億8300万円)だという。これにホームゲームの視聴率や閲覧回数などでさらに上積みされる。

 優勝のチェルシーはすでに1億5000万ポンド(約228億円)以上の放映権料を獲得しているという。最下位のサンダーランドでさえ1億ポンド(約152億円)となっている。

 欧州チャンピオンズリーグや欧州リーグに出場しているチームはさらに出場料やテレビ放送料が支給される。スポンサー料やユニホームなどのグッズ売り上げなどもある。英紙エクスプレスによると、欧州リーグ決勝に進出したマンチェスターUは年間5億7000万ポンド(約865億円)の収入を得たという。