ドイツ1部シャルケのDF内田篤人(29)が23日、ドイツの今季の日程を終え成田空港に帰国した。

 昨年12月には右膝膝蓋腱(しつがいけん)の手術を乗り越え1年9カ月ぶりに公式戦に出場しピッチに戻った。膝の痛みも腫れもなく、練習も離脱することなく参加していることを明かし「練習試合も90分やったし、僕自身、2、3カ月前からできる体ではあったんですけど、チーム状況もあり声がかからなかった。試合したくてウズウズしてます」と完全復活をアピールした。

 来季もシャルケとの契約がある。本人は「こういう時期ですからいろいろ考えることもあります」と含みを持たせているが「この2年やり切ってないので、このままパッと帰りたいなとは思わないかな」と欧州でのプレーを主戦場にする気持ちを口にした。日本代表の復帰に向け「チームに試合出て活躍しないと先はないと思いますし、自分自身の体と向き合いながらかなと思いますけど、やれる自信はあります」とキッパリ。

 昨秋に第1子となる長女が誕生。「本当におむつ代稼がないと」と父親の自覚を示し「子育てはおむつを替えたり、お風呂に入れたりしています。自分の親もそうですけど、お父さんお母さんはすごいなと思います。尊敬しますね」と話した。