スペインの名門レアル・マドリードが、チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザール(26)とマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デヘア(26)を獲得するために、それぞれ世界最高移籍金で入札すると1日付の英紙サンが報じた。

 Rマドリードはアザールを初めて1億ポンド(約142億円)の価格のつく選手にしようとしている。また、デヘアに対しても、これまでのGK最高額の倍近い、移籍金6000万ポンド(約85億6000万円)で入札を済ませているという。

 デヘアはアトレチコ・マドリードの下部組織出身で、故郷マドリードへ戻りたいと考えている。マンチェスターU上層部側は、すでに入札を却下しているというが、Rマドリードは、6月3日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝後に再び入札をする予定だ。

 アザールは3年間で2度プレミアリーグ優勝を果たした、チェルシーに留まることで満足していると報道されているが、Rマドリードはアザールの憧れの選手がジダン監督だったことから、獲得の可能性があるとみている。

 過去の移籍金の最高額は、フィールド選手では、マンチェスターUが昨夏にユベントスから獲得したフランス代表MFポール・ポグバの8900万ポンド(約127億円)。GKでは、ユベントスが2001年にパルマから獲得したジャンルイジ・ブッフォンの3300万ポンド(約41億円)がそれぞれ移籍金最高額となっている。