アルゼンチンがブラジルとの宿敵対決に1-0で勝ち、サンパオリ新監督の初陣を白星で飾った。前半ロスタイムのDFメルカドの得点が決勝点となった。

 アルゼンチンは、W杯南米予選5位と苦戦していることもあり、FWメッシやFWディマリアら主力が先発した。一方でW杯出場を決めているブラジルは、FWネイマールを招集せず、20歳のFWガブリエルジェズスら若手を起用した。

 アルゼンチンは前半6分、FWディバラのスルーパスからFWディマリアが左足シュートを放つがポストに当たりノーゴール。その後はブラジルのカウンターにあうなどピンチもあったが、GKロメロの好セーブなどで得点を許さなかった。ロスタイムにディマリアの左クロスをDFオタメンディがヘディングシュート。ポストに弾かれるもメルカドが右足で押し込んで先制した。

 後半10分には右クロスをディマリアが左足ダイレクトで狙うがミートできず。同17分には一連の流れからブラジルのFWガブリエルジェズスとMFビリアンに決定機を与えたが、シュートは2本ともにポストに当たって無失点で切り抜けた。

 その後は両チームともチャンスを作りながらもDF陣が踏ん張り、得点は生まれず。1-0でアルゼンチンが勝利した。

 アルゼンチンは13日にシンガポールと対戦する。その後、8月末の国際Aマッチウイークに行われるW杯南米予選でウルグアイ(アウェー)と対戦する。ブラジルは8月末にW杯南米予選でエクアドル(ホーム)と戦う。