日本代表FW原口元気(26)が所属のヘルタを退団し、プレミアリーグのブライトンに移籍することが濃厚となった。ドイツなどのメディアによると、すでにブライトンと交渉しているといい、英紙サンは3年契約と報じた。

 14年の夏に浦和から移籍した原口とヘルタの契約は18年6月までで、契約満了まであと1年ある。ヘルタのプレーツSDはスカイスポーツの取材に原口との契約について「契約延長はしないだろう」と明言した。移籍金を得るためにも、今夏の移籍市場での移籍成立を望んでいるとみられる。

 地元紙ベルリーナ・クリーアは「Sayonara Genki(さよなら元気)」との見出しで原口の退団を報じた。ただ、移籍金は300万ユーロ(約3億7500万円)を提示したブライトンに対し、ヘルタは500万ユーロ(約6億2500万円)を要求しているとし、移籍は差額を埋める交渉が必要だと伝えている。

 ◆原口元気(はらぐち・げんき)1991年(平3)5月9日、埼玉県生まれ。浦和で09年Jリーグデビュー。同4月の名古屋戦でクラブ日本人最年少(17歳11カ月3日)で得点。14年夏にヘルタに移籍。11年10月に日本代表デビュー。国際Aマッチ通算23試合6得点。177センチ、68キロ。