オーストラリアは13日、ホームでブラジルと親善試合を行い、0-4と惨敗した。開始12秒で先制点を奪われ、後半は17分にDFチアゴシウバに追加点を許したのを口火に3失点。0-6で敗れ、オジェック前監督の解任につながった13年10月のフランス戦以来の大敗となった。

 3-2とサウジアラビアを下した8日のW杯最終予選と両方で先発したのはDFデゲネク(横浜)ら3人。「実戦の時間を与えねばならない選手がいた」とポステコグルー監督。7日間で3試合と総動員での戦いとなるコンフェデレーションズ杯に向けて「試合から遠ざかっている選手を連れていくわけにはいかない」と、ベストの布陣にはこだわらなかった。

 6人の選手交代枠もフル活用した。まず後半12分に3人を入れ替え、5分後に失点し、同監督は「私の責任だ。いろいろ変更し過ぎてバラバラになった」と振り返る。一方で「少なくともフィジカル的には万全になるだろう」とも。屈辱的な敗戦と引き換えにアジア王者として「プレW杯」での躍進を狙う。