スペイン2部のプレーオフ準決勝第1戦で劇的な引き分けをしたウエスカが、その夜に泥棒に入られていたと、16日のスペイン紙マルカが報じた。

 ヘタフェとのプレーオフでは試合終盤の2得点で引き分けに持ち込んだウエスカだが、翌朝にクラブ関係者が事務所を訪れるとセキュリティーカメラが壊され、金庫の中の同試合のチケット代金、メモリアルTシャツの売上げ、スポーツ用具など約7万ユーロ(約875万円)が盗まれていることが発覚した。警察が捜査を続けているが、現時点では犯人の手がかりとなるものは見つかっていない。

 ウエスカはスペイン2部で2番目にクラブ予算が少ない。ホセテ・オルタスGMは「たくさんのお金があった。もちろん試合があり、チケット販売、用具、お金があったんだが…幸運がもしあるのであれば」とプレーオフ昇格に向けた大一番の中での悲劇に肩を落としているという。