ケルンがマインツFWジョン・コルドバを獲得したことについて、29日の独紙ビルトは以下のように報じた。

 移籍金1700万ユーロ(約21億3000万円)で、21年までの契約。このタイミングでの獲得には驚きを隠せなかった。それはケルンFWアントニー・モデステの中国リーグ天津権健への移籍が破談になったからだ。

 どこからケルンはお金を捻出したのか。25年ぶりに国際舞台出場(欧州リーグ)を果たしたことで1900万ユーロ(約23億8000万円)の収入がある。また中国移籍はなくなったがモデステ移籍による収益を見込んでいるようだ。

 スポーツディレクターのイェルク・シュマッケ氏は「ジョンはセンターFWでスピード、パワーとゴールへの道を持っている選手。大きな経験をすでに持っている。さらに成長できるポテンシャルを持っている」とコメント。16-17年、コルドバはリーグ29試合に出場し、5ゴール5アシストをマーク。2年前に650万ユーロ(約8億1300万円)の移籍金でグラナダからマインツへ移籍してきた。

 ケルンでも背番号15を背負うコルドバは「マインツでの素晴らしかった時間の後に、ケルンは僕にとって正しい次のステップだ。偉大な伝統のクラブでブンデスリーガ、そして欧州リーグでプレーするという可能性を、どうしても生かしたかった」と話していた。