イタリア代表DFボヌッチが14日、ユベントスからACミランへ正式に移籍した。

 15日の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトによると、ACミラン本部の前には約500人のサポーターが待ち構え、クラブの車で到着したボヌッチに歓迎の拍手や熱い声援を送っていた。

 ボヌッチはチームのキャプテンになる見込み。またボヌッチはガゼッタ・デロ・スポルト紙の1ページを買い取り、ユベントスファンへの感謝と別れを表明する。

 ミランからユベントスへ支払われる移籍金は4200万ユーロ(約54億6000万円)で3年間の分割払い。年俸は750万ユーロ(約9億7500万円)+ボーナスで、最高1000万ユーロ(約13億円)にまで到達することになるだろう。契約は5年間。背番号19はすでにMFケッシエのものになっていたが、最終的にケッシエが譲ることを承諾したため、ボヌッチが19番になる。15日にミラノでメディカルチェックを受ける。

 中国人オーナーになったミランはこの夏総計2億1100万ユーロ(約273億円)を補強に使っている。イタリアのクラブがこれほどの高額資金をつぎ込んだことは過去にないという。