インテルミラノは12日に南イタリアのレッチェでベティスと親善試合を行い、その様子を13日の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

 長友佑都は胃腸炎のため欠場となり、移籍したばかりのダルベルト・エンリケが左サイドバックで先発デビュー、後半27分までプレーした。

 試合前日はミラノが大雨で練習が中止となったために、ダルベルトはまだチームとの戦術練習に参加しないままでの本番となった。

 試合はイカルディがPKを決め、1-0で勝利した。リーグ開幕前最後のテストマッチとなったが、これでプレシーズンマッチ5連勝目。

 スパレッティ監督は「ここのところ勝ち続けているので、腰の座らない試合になるかと心配していたが、実際は着実にいい試合をしていた。チームは一丸となって戦っていた。ダルベルトはまだ若いので、最初から自分の力を示そうと躍起になっていた。最初の2、3度のプレーはミスして落ち着きを失い、ボールを失って思うようにプレーができないでいた。しかしその後いいプレーをするようになった。守備でもいいプレーをしていた。私は満足している」と話した。

 ダルベルトの評価点は6・0で「マニュアルのような対角線パスを何度か送り、相手に攻撃された時に地盤を失うことも。しかしなかなかいい」と評された。