イタリア・スーパー杯が13日にローマで行われ、ラツィオが3-2でユベントスを下した。

 FWインモビレの2得点でリードも、後半40分に相手FWディバラにFKを決められ、ロスタイム1分にもPK献上。それでも2分後に途中出場のMFムルジャが劇的決勝弾を決めた。

 14日の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトによると、インモビレは過去にユベントスユースからトップチームに上がり、2年間プレーしていた。

 ユベントスデビューは09年3月14日、ホームでのボローニャ戦。クラウディオ・ラニエリ監督が後半ロスタイムに、デルピエロと交代させインモビレを投入した。デルピエロはインモビレの小さい頃から憧れていた選手。

 しかしインモビレはユベントスで芽を出すことなくその後、セリエBのペスカーラとセリエAのトリノで得点王になっている。

 シモーネ・インザギ監督は就任2年目で初タイトルを獲得、選手たちに胴上げされた。「ムルジャのゴールで最後に裁きが下された。ラツィオが勝利に値する試合をしていたのは疑う余地はない。我々は準備していたものと寸分違わず、完璧な試合をしていた。ユベントスには点を入れられた2度のセットプレー以外、何もチャンスを与えなかった」と話した。