MF小林祐希が所属するヘーレンフェインは、ホームでヘラクレスと1-1で引き分けた。

 前半ロスタイムに先制されたが、試合終了直前の後半ロスタイム、GKファンデルステーンのロングフィードがバウンドしながら抜けたところを、交代出場のFWミハイロビッチが頭で同点ゴールを決めた。

 スタメン出場した小林は0-1とリードされた後半29分に退いた。前半は19本のパスを通し、ミスはたった1本。観客席まで声が届くほど、気合の入った指示を味方に出しながらゲームメークをした。前半に失点したこともあり、前でプレーするようになり、後半だけで5回も相手ペナルティーエリア内に飛び出していった。

 小林は「戦術的な問題で代えたんだったら、それはそれでしょうがない。でも後半も流れが良い時は俺がボールに絡んでいるという感じが自分であった。最後、点が入ったから良かったけれど、入らなかったら監督も失敗したなと思うようなゲームだった。セカンドボールを拾えない、相手にキープされる時間が長い、こっちがキープできなくなるという時間帯が増えたから、そういうところは自分がいた方が良いなというのは思いました」と試合を振り返った。

 ストレッペル監督は「今日の祐希は良かったと思う。相手にリードされてしまったので、後半はどうしてもゴールを奪う必要があり、強引に点を奪いに行った。そのため祐希を戦術的な理由でベンチに下げた」と話した。

 ヘーレンフェインは2分けの勝ち点2で暫定10位。