ヘントFW久保裕也(23)の今季初ゴールはならなかった。アウェーのムスクロン戦に先発したが、前半終了間際にチームに退場者が出たこともあり、2点リードの前半のみで退いた。チームは後半に3失点し、まさかの2-3と逆転負け。開幕から1分け3敗となった。

 久保の調子は今一つだった。前半2分にCKを蹴るが、相手選手に当ててしまい、そこからカウンター攻撃を受けた。12分にはスルーパスを狙うが味方選手に届かず。同31分にゴール前で決定的な場面を迎え右足シュートを放ったが、ゴールの枠をとらえられなかった。同41分には相手選手へのタックルでイエローカードを受けた。そしてチームに退場者が出たことで守備的な戦い方を選択するため、ハーフタイムに交代を告げられた。

 久保は試合後「やっぱり1人退場すると、厳しいというか。後半は全然チャンスもなかったですし。1人少なかったので。ちょっと厳しい部分はあったかなと思いますけど。残念ですね」と悔しがった。途中交代についても「戦術的な理由ですけど多分、僕があそこで決めていたら代えられなかったし。やっぱり決めきれないところが、こういう交代にも影響するでしょうし。まあでも、切り替えてやっていくしかないです」。

 さらには「FWとしてそこを決めるのと決めないのとじゃあ全然違うので。チームに、そういう部分で貢献できていないかなと思います。冷静に保っている部分はすごいあるんですけど。やっぱり、入らない時は入らない。でも、入るようにやっていくしかないかなと思います」と反省することしきりだった。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)