ブンデスリーガのシャルケから同2部のウニオン・ベルリンへ移籍した内田篤人は22日、ベルリンで行われたチーム練習に初参加した。下部クラブへの移籍となったが「試合に出る方がいいと思っていた。迷わなかった。このまま日本に帰るのも、ちょっと心残りもある」と出場機会の確保を最優先して決断したことを明かした。

 非公開の練習では基本的に室内で体を動かした。ウニオンは昨季2部で4位。内田は「チームの目標は1部昇格。それに協力したい」と意気込みを語った。

 内田はJ1鹿島から2010年夏にシャルケ入り。1部通算104試合に出場したが、近年は右膝のけがに悩まされて15年6月に手術を受けた。その後は欧州リーグ1試合の出場にとどまっており、旧東ベルリンに本拠地を構える新天地で本格復帰を目指す。

 23日に入団会見を行う予定。