ヘントFW久保裕也(23)が今季初ゴールを奪えず、チームもホームでゲンクと1-1で引き分け、今季初勝利はならなかった。

 久保はベンチスタートとなり、後半29分から出場。後半ロスタイムに左サイドからのクロスに頭で合わせたが、ボールは力なくGKの手に収まった。チームは前半35分にPKで先制したが、後半44分にFKからヘディングシュートを決められ、土壇場で勝ち点3を逃した。

 久保は「いつも最後のところで失点するんで。残念ですけど」と悔しさを隠せず。自身のプレーについては「個人的にもあんまり今日は良くなかったので。でも、また一週間あるので、(次戦へ)しっかりいい状態で臨みたい」と話した。

 昨季と打って変わり、今季の久保はいまだ得点がない。「京都の時から、ずっと順調だったわけではないと思いますけど、点が取れる時は取れるし、取れない時期もあっただろうし。こういう経験は初めてではないですよね。結構、スイスでもありましたし。でも、なんかいつかポッと抜ける時があるんで。それを待って、やるというか。そんな感じです」と自らに言い聞かせるかのように話した。

 チームもこれでリーグ戦3分け3敗。欧州リーグ3次予選も1分け1敗だけに、今季公式戦は未勝利と苦しい時期を過ごしている。「これくらい勝てないと、多分もめたりするかなというのもありますけど、全然そういうのもないですし。でも選手1人1、フラストレーションはたまってると思います。もちろん勝てたら一番良いんですけど。まぁ次に向かってやるしかないかなと思います。チーム自体も練習量が増えたりとか。違うことをしているので。何がいけないのかなとか考えないといけないなと思います。」と結んだ。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)