欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ初戦で、アトレチコ・マドリードは敵地でのローマ戦を0-0で引き分けた。この試合について、一夜明けた13日のスペイン紙マルカは「アトレチコ、決定力不足で引き分け」と報じた。

 同紙によると、前半からグリーズマン、コケらが決定的なシュートを放つが、GKアリソン・ベッカーの好セーブやDFのカバーによってゴールが決められない。91分には右CKからサウルニゲスがヘディング、そのこぼれ球を押し込むがポストをたたくなど決定力の無さに泣いた。

 

 シメオネ監督は「この試合に向けてしっかりと準備してきたが、ただゴールが足りなかった。サッカーで最も大事なものだ。ビエット、コケ、サウルニゲス…。相手GKは素晴らしい仕事をした。大事なのは美しさではなくゴールだ。それを達成できなかった」と振り返った。

 さらに同監督は「とにかくポジティブだ。ここでやるべきことをした。チャンスをつくったし、激しさの中で組織の良い仕事をした。スピードの中、自分たちのリズムをつくろうとした。ゴール以外は自分たちが想像したものだ。形にすることが最も難しいことだが、自分たちは成長し、伸びている。大きな1歩は踏めなかったが、この先に向けての強い1歩を踏み出した。進むべき良い道を進んでいる」とも話したという。