スペイン代表FWアルバロ・モラタ(24)は、チェルシーに移籍する前に、マンチェスター・ユナイテッドからもオファーをもらっていたことを明かしたと、16日付の英スポーツ専門チャンネル「スカイスポーツ」電子版が報じた。

 「今夏いくつかのオファーがあって、チェルシーだけじゃなく、マンチェスターUからもあったし、他のリーグからもあった。僕にとっては、良い状況だった」と多くのオファーがあったことを明かした。

 チェルシーへの移籍が成立する前は、マンチェスターUへの移籍が濃厚だと報じられていた。しかし、マンチェスターUは、チェルシーへ移籍するとみられていたベルギー代表FWルカクの獲得を発表。数日後にモラタのチェルシー入りが決まった。

 英紙デーリーメールの取材にモラタは「初めはチェルシーが僕に興味を持っていると知らなかったし、その可能性があるとも思っていなかった」とコメントした。

 チェルシー移籍の決断は、14年の夏に自身をユベントスへ引き抜いてくれたコンテ監督の存在が決めてだったという。「一番重要かつ最高の会話をコンテ監督と交わした。彼は僕がチェルシーに来ることを望んでいた。僕をユベントスに呼んでくれたが、入り替わりですぐに去ってしまったから、僕はコンテ監督に恩義があると感じている。彼の下でプレーしたいといつも思っていたんだ」と、ユベントス入団直後に、イタリア代表の監督に就任した同監督とともに戦うことを望んでいたと明かした。