ヘタフェMF柴崎岳がバルセロナ相手に1部初ゴールを決めたが、後半9分に負傷のため退いた。

 これまでは2トップに近い形でボールを収める仕事もしていたが、この日は少し低い位置でプレー。前半16分に決定機を作り出すなど攻撃のアクセントとなり、リズムを作り出し、0-0で迎えた同39分、鮮やかな左足ボレーシュートを決めた。左サイドでFKを得たヘタフェはDFアウトゥネスが左足でゴール前へ上げたが、相手DFが頭でクリア。このセカンドボールをDFスアレスが再びゴール前へ送りMFベルガラが頭で落とし、落ち際をペナルティーアーク左からフリーで柴崎が左足を振り抜くと、ボールは相手GKテアシュテーゲンが必死に伸ばした右手の先を抜け、豪快にゴールネットを揺らすスーパーゴールで先制点を奪った。バルセロナはこれが今季初失点。テアシュテーゲンは「ガクを祝福しないとね。自分達にファインゴールを叩き込んだ」とお手上げの様子だった。

 しかし、後半7分、ボールがサイドラインを割って試合が止まったところで左足を気にしながら自らピッチに倒れ込み、そのまま同9分、ガクコールと大きな拍手に送られMEヒメネスと交代した。

 ボルダラス監督は「心配だ。負傷は1人でのもので、左足に大きな違和感を感じた。(17日に)検査をしないといけない。ただの驚きで終わるのか、それとも自分達が思っている以上の怪我なのかを確認しないといけない」と話した。

 試合は1-0の後半17分、D・スアレスに右足で同点ゴールを決められ、同39分にはFWメッシのスルーパスで抜け出したMFパウリーニョに右足で勝ち越しゴールを流し込まれて、ヘタフェは1-2で逆転負けした。

 ヘタフェは1勝1分け2敗の勝ち点4で暫定12位。バルセロナは4連勝。