日本代表FW浅野拓磨(22)のシュツットガルトは、敵地でボルシアMGに0-2で敗れた。

 開幕節ヘルタ戦以来の先発となった浅野は、後半開始20秒にテロッデへスルーパスを通し、シュートチャンスを演出したものの、自身のシュートは0本。目立った働きはできず、後半17分に1人目の交代枠でベンチへ下がった。

 浅野の試合後の一問一答は次の通り。(鈴木智貴通信員)

-残念な結果。

 「そうですね、個人的には何もできなかったと思いますし。まぁ攻撃の時はホントに…自分のスピードを生かすようにツートップ気味でやらせてもらったんですけど、それでもなかなか相手との駆け引きであったり、ボール収めるところであったり、課題はすごく出たなと思います」

 

-1部で5試合目。やはり実力は2部とは違うなと感じる?

 「去年はポカール(ドイツ杯)で、ここで負けて。その時に1部との違いを感じて、まぁ今日やって、リーグ戦今シーズン始まって、一番強い相手だなと感じましたし。1部のつなぐサッカーのクオリティーというか、1つ上の段階のサッカーをやらせてしまったなと思いますし。まぁ俺らもこれぐらいやれる自信ていうのはありますけど、ピッチの中であれだけされるというのは、すごく悔しいですね」

 

-相手のDFは大柄な選手が揃ってた。やりにくさ、もしくはやりやすさは?

 「まぁ特に大きいからどうこうっていう考え方は持ってないです。スピードとかはそんなになかったと思いますし、ホント自分次第だな、と。ここで自分のプレーを出せるのも出せないのも、ホント自分次第だなと思いますし、まぁタラレバを言えば、自分のプレーをできたら通用する世界だというのも、今日ピッチに入って感じましたけど、それが出せないっていうのが今の自分の実力なんでそれが悔しいですね」

 

-裏に抜けることは、今日の試合における自分の中の1つの鍵だった?

 「そうですね、それは常にチームとしても、自分のスピードだったり、スペースを生かすっていうのは、1つのオプションとして、チーム全体で意識してくれてるんで、だからこそそこだけは絶対に誰にも負けちゃいけないと思ってますし、どれだけ相手が予測してきて、カバーリングがいようと、そこを狙うことで、他のプレーの選択肢も増えてくると思うんで、そこは今日も狙い続けてましたけど。まぁなかなか…オフサイドも何本かありましたし、味方とのコミュニケーション…飛び出すタイミングと、出し手のタイミングをもっともっと合わせていけるかなと。そこはチームとしても個人としてもあげていかないといけないなと思います」

 

-1年前にポカールでボルシアMGと当たった時と比べて、何か違いみたいなものは感じた?

 「そうですね、特に何が違うかっていうのは…自分が変わったかと言われれば、去年やられたな、っていうのと同じような感想かなと思うので。それは、自分が成長してるかしてないかっていうのにかかわらず、今日の試合で何ができたかできなかったかだと思うので。今日の試合に関しては自分は何もできなくて、去年何もできなかった自分とそんなに変わってないので。まぁもう1試合このチームとやるチャンスはあるので、その時にこの悔しい気持ちを晴らせるようにやっていくだけかなと思いますね」

 

-5試合で3得点は結構少ない。1部の水に慣れていく中で少しずつ改善していくしかない?

「そうですね、まぁあと1つ上げていくとすれば、数少ないチャンスを決めきるというのは、チームとしても個人としても、課題として持っていますし。そこを上げていくのは当たり前なところで。まぁ1部…今日もそうですけど、ホント守備をする時間が長いので、だからこそ1本2本のチャンスをしっかり決めきる力っていうのをつけていかないといけない、常に言ってますけど。この世界、入る時は入るし、入らない時はどんだけ打っても入らない日もある、というものだと思うので、それを少しでも確率をあげていくしかないかなと。結果論ですけど。まぁ確率を上げるためにやれることはたくさんあると思うので、そこは個人としてもチームとしてもあげていくしかないと思います。あとは守備のところでいかに失点しないかっていうのも…これだけ相手がうまかったり、1部に対して苦戦するなら、苦戦するサッカーっていうのも身に着けていかないといけないので。いかに失点しないかというのも、チームとして考えていかないといけないかなと思います」